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絵で読む ふとんでAI

既読のまま、三日目

夜、ふとんの中。ごろにゃんはスマホをひらいて、またそっと伏せた。三日まえに来た誘いの返事を、まだ書けていない。

場面1

日曜のお誘い。行けば楽しいのは知っている。でも今週は、もう何も残っていない。三日で返事を四十回考えて、いちども送らなかった。

場面2

無理して行くのは、うそになる。だまったままは、もっといやだ。待っている相手をほうっておいて眠るのは、ごろにゃんのいちばん嫌いなことだった。

場面3

ごろにゃんは、AIに打った。「行きたい気持ちはほんとう。でも今週はつかれてるの。やさしいことわり方を、三つ」。

場面4

三つのことわり方が、ならんだ。ていねいで、きれいで――でも、どれも、よその猫の声みたいだった。

場面5

「もっと、ふだんのわたしで」。ひとこと足すと、文はすっとやわらかくなった。さいごの一行だけ自分で書いて、送る。

場面6

すこしして、画面がぽっと明るくなった。「また今度ね!」。その夜、べつのお誘いがひとつ届いて――こんどは、三分で返せた。

場面7
場面8

やってみる ── 3分

返せずにいるメッセージ、ひとつありませんか。今夜、AIと一緒に手放してみる。

① まず、こう頼む
友だちの誘いを断りたい。行きたい気持ちは本当だけど、今週は疲れてる。角が立たない断り方を3つ考えて。
② 同じ会話の続きで一言だけ直す
もっと、ふだんの私の言葉で。絵文字はなしで。
できた合図自分の声に聞こえる断り文が、ひとつあればOK。最後の一行は自分で足す。送信は自分で。
もっと使う(つまずいたら・限界)

よそゆきすぎる→「もっと短く、話し言葉で」。理由を書きたくない→「理由はぼかして、また誘ってほしい気持ちだけ伝えて」。