絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中でレシートを並べてみた。同じような買い物なのに、使ったカードがばらばらだった。

昼、コンビニのレジで指が止まった。どのカードが得だったか思い出せず、うしろに列ができた。

得を数えるのは嫌いじゃない。でも財布を開くたび計算する自分にはうんざりだった。決められないまま眠るのは、いちばん苦手だった。

ふとんの中でAIに打った。「ふだん買うものはこれくらい。カードは一枚だけ、どれに決めたらいい?」

返ってきたのは複雑な早見表ではなかった。「ほとんどはこの一枚で足ります」。財布の中身が急に軽くなった。

その一枚だけを財布のいちばん前へ挿した。決めたのは、ごろにゃんの前足だった。

翌日のレジでは指が止まらなかった。毎回三秒迷っていたのに、今日はその三秒がそのまま会計時間になった。


やってみる ── 3分
財布の中の迷いを手放す一話
ポイント還元率やカードの規約詳細はAIの知識が古い・不正確な場合がある。数字は必ず自分の明細やカード会社の最新情報で確認する。実際にカードを選び差し替えるのは自分の手で行う。