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絵で読む ふとんでAI

弔電の、忌み言葉

夜、ふとんの中でスマホが光った。同期の父が亡くなったと知らせが来て、指が画面の上で止まった。

場面1

お悔やみの文など書いたことがない。相手の宗教も分からない。間違えれば、一生の傷になる気がした。

場面2

本当はもう、ふとんに沈みたい。なのに黙って既読のまま眠るのは、ごろにゃんには耐えられなかった。

場面3

ごろにゃんはAIに打った。「相手の宗教が分からなくても、忌み言葉を避けて短くお悔やみを」。

場面4

すぐに整った文が返ってきた。忌み言葉も宗教色もない。でも名前も、自分の気持ちも、どこにもなかった。

場面5

名前を書き足し、最後に一言、自分の言葉を添える。送信ボタンだけは、自分の前足で押した。

場面6

数分後、「ありがとう」とだけ返ってきた。ふるえていた指が止まる。三日分の迷いが、三分で届いた。

場面7
場面8

やってみる ── 3分

一言で、傷つけない

① まず、こう頼む
お悔やみの言葉を、相手の宗教が分からない前提で、忌み言葉(重ね重ね・たびたび・死ぬ等)を避けて、短い文で書いて
② 同じ会話の続きで一言だけ直す
もう少し自分らしい言い方に。最後に一言、自分の言葉を足したい
できた合図忌み言葉が入っておらず、テンプレそのままでなく自分でも送れると思えれば成功(丸暗記の丁寧語のままなら微調整でOK、厳密一致は求めない)
もっと使う(つまずいたら・限界)

つまずきどころは返ってきた文が他人行儀に感じること。そこで諦めず「自分の言葉を足したい」と伝えると、一段やわらかくなる。正直な限界として、AIが出す文面は一般的な冠婚葬祭マナーの範囲にとどまり、故人との関係の深さや相手との間柄までは汲めない。関係が深いほど、自分の言葉を多めに足す方がいい。