← 目次

絵で読む ふとんでAI

重すぎず、軽すぎず、謝る一文

夜、ふとんの中。ごろにゃんは謝りの文を打っては消していた。既読はもう三時間まえについている。

場面1

謝りたいことははっきりしている。でも「ごめんね」だけでは軽く、長い言い訳では重くなる。ちょうどいい重さが見つからない。

場面2

謝ればすむとは分かっている。でも軽く謝って終わりにするのは、なかったことにするみたいで、ごろにゃんはそれがいちばん嫌だった。

場面3

ごろにゃんはAIに打った。「気まずくて言えなかった。謝る一文を、重すぎず軽すぎず書いて」。

場面4

画面にきれいな一文が出た。丁寧で正しい。でも代わりに謝ってもらったみたいで、ごろにゃんの声がしなかった。

場面5

ごろにゃんは文の最後に一行だけ書き足した。「ほんとに、ごめん」。その一行だけ自分の字で送信ボタンを押した。

場面6

少しして返事が来た。「気にしてないよ、ありがとう」。三時間ためらった夜が、今日はすぐふとんへ戻れた夜になった。

場面7
場面8

やってみる ── 3分

AIが下書き、最後の一行は自分の言葉で

① まず、こう頼む
気まずくて言えなかった。次の状況を謝る一文にして、重すぎず軽すぎずにして:〔誰に・何について・どんな経緯かを1〜2行で〕
② 同じ会話の続きで一言だけ直す
もう少し、ふだんの自分の言葉に近づけて。最後の一行は自分で書くから、そこは空けておいて
できた合図出てきた一文を読んで『これなら自分の声で送れる』と思えたら成功。丸ごとコピペで送ってしまったら半分失敗(見本5→6の書き足しが本体)
もっと使う(つまずいたら・限界)

一発で丁度いい重さは出ない。整いすぎて他人行儀に感じたら『もっとふだんの言葉で』と伝えるか、末尾に自分の一言を足すのが近道。関係の修復や重い謝罪(信頼を大きく損ねた場面など)は、AIの一文で済ませず直接話す・時間を置くなど人としての判断を優先する