絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中。ごろにゃんは謝りの文を打っては消していた。既読はもう三時間まえについている。

謝りたいことははっきりしている。でも「ごめんね」だけでは軽く、長い言い訳では重くなる。ちょうどいい重さが見つからない。

謝ればすむとは分かっている。でも軽く謝って終わりにするのは、なかったことにするみたいで、ごろにゃんはそれがいちばん嫌だった。

ごろにゃんはAIに打った。「気まずくて言えなかった。謝る一文を、重すぎず軽すぎず書いて」。

画面にきれいな一文が出た。丁寧で正しい。でも代わりに謝ってもらったみたいで、ごろにゃんの声がしなかった。

ごろにゃんは文の最後に一行だけ書き足した。「ほんとに、ごめん」。その一行だけ自分の字で送信ボタンを押した。

少しして返事が来た。「気にしてないよ、ありがとう」。三時間ためらった夜が、今日はすぐふとんへ戻れた夜になった。


やってみる ── 3分
AIが下書き、最後の一行は自分の言葉で
一発で丁度いい重さは出ない。整いすぎて他人行儀に感じたら『もっとふだんの言葉で』と伝えるか、末尾に自分の一言を足すのが近道。関係の修復や重い謝罪(信頼を大きく損ねた場面など)は、AIの一文で済ませず直接話す・時間を置くなど人としての判断を優先する