絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中。ごろにゃんは今日の電話を思い出していた。切りたいのに、また四十分もしゃべっていた。

押しに弱い自分。断りたいのに、相手の間があくと、つい、はいと言ってしまう。今日もそうだった。

角を立てるのは、いや。でも、言われるままの自分でいるのも、もう、いやだった。

ごろにゃんはAIに打った。「勧誘のお電話を、角を立てずに切る言い方を、短く三つ」。

三つの言い方がならんだ。ていねいで、なめらかで、どれもよそゆきの猫の声みたいだった。

一言だけ削って、いつもの声にする。今は手が離せないと伝える形に整え、自分の言葉で切ると決めた。

つぎの勧誘電話が鳴った夜、ごろにゃんは深呼吸をひとつ。用意した一言を言うと、電話は三分で終わった。


やってみる ── 3分
角を立てずに、自分の時間を守る一言
最初はよそよそしい定型文になりがち。『もっとふだんの言葉で』と一度言い直すとぐっと自分の声に近づく。文面はAIが用意できても、実際に電話で言う・切るのは自分自身。相手を傷つけない配慮と、自分の時間を守ることは両立できる。