絵で読む ふとんでAI
夜、布団の中でごろにゃんは三連休のカレンダーを開いて、また閉じた。三日とも、予定欄は空っぽだった。

去年もおととしも結局どこにも行けず、布団の中で連休が終わった。今年こそはと思って、もう三日目の夜だった。

出かけるのは正直こわい。でも何も決めずに連休を終えるのは、こわいより悔しいと、ごろにゃんは知っていた。

「近場でドライブしたい。混まなそうな行き先を、朝と昼、二つの案で」。ごろにゃんはAIに短く打った。

知らない町の名前が二つ、理由つきで並んだ。地図には、行ったことのない小道と小さな川が描かれていた。

「これにする」。朝の案に、ごろにゃんは自分の前足でまるをつけた。行き先を決めたのは、自分だった。

出発の三分後、地図アプリが先の渋滞を知らせた。去年の自分なら、まだ布団の中で迷っていた時間だった。


やってみる ── 3分
決められない夜を、三分の準備に変える
AIの提案は地理・混雑の一般論であり、当日のリアルタイム渋滞や道路工事までは分からない。出発前に地図アプリ等で実際の交通状況を必ず確認してから決めること。AIは行き先の候補出しまで、最終決定と出発は人間の役目。