絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中。新しいアプリを入れようとして、長い利用規約が出てきた。ごろにゃんは、いつものように、読まずに指を止めた。

画面をいくらスクロールしても、規約は終わらない。誰も読まない。でも「はい」を押した先で、何に頷いたのかは、分からないままだ。

早く使いはじめて、布団に戻りたい。でも、中身を知らないまま「はい」と頷いて眠るのは、ごろにゃんは落ち着かなかった。

ごろにゃんは規約をコピーして貼った。「これ、気をつけるところだけ、三つに縮めて」。

一万字が、三行になった。解約はいつでもできること。写真へのアクセスを求めていること。ひとつ、気になる一行。

読んで、納得して、「はい」を押したのは、ごろにゃんの前足だった。頷く前に、中身を知っている。それだけが違った。

いつもは読まずに押していた。その夜は、何に頷いたかを知って押せた。指の重さが、少し違った。


やってみる ── 3分
読まずに押していた「はい」を、知って押す。
これは法的助言ではない。重要な契約は原文と専門家で確認する。