絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中でストレージ警告が光った。写真アプリを開くと、二万枚の未整理サムネイルがどこまでも並んでいた。

「いつか整理する」で三年たった。二万枚のどこかにある大事な一枚を、ごろにゃんはもう指させない。

消せば思い出への裏切りに思えた。でも全部同じ扱いのまま眠らせるのは、ひとつも大事にしていないのと同じだった。

迷っている写真の束をAIに見せた。「内容で分けるなら、見出しを三つほしい」。

「花」「夜」「よくわからない空」。ばらばらの二万枚に、はじめて名前のついた三つの棚ができた。

提案の名前を、ごろにゃんは少しだけ書きかえた。棚の名づけと削除ボタンだけは、自分の前足で押した。

次の夜、探したい一枚に三分でたどりついた。二万枚はもう重さでなく、ちゃんと棚になっていた。


やってみる ── 3分
全部大事、をやめたら、思い出に棚ができた話
AIは写真そのものを整理してくれない。実際にアルバムを作る・写真を移動する・消すのは自分の作業として残る。人物が写った写真を送る前に、送信先やAI側の保存・学習設定を確認しておくと安心。返答が抽象的すぎるときは『名詞2語で』のように短く言い直すと具体的になりやすい。