絵で読む ふとんでAI
夜、ふとんの中。ごろにゃんはスマホの旅程表をひらいて、また閉じた。あしたから旅行なのに、鞄はまだ空っぽだった。

前の旅では、充電器を忘れて、現地のコンビニを三軒まわった。あの焦りだけは、二度と味わいたくない。

ふとんに逃げ込みたい。でも忘れ物をしたまま出発したら、あしたの自分にみっともない。逃げたいのに、逃げた自分にはなりたくない。

ごろにゃんは、旅程表をそのままAIに渡した。「これで、持ち物リストを作って」。

出てきたのは、日ごとの予定にひもづいた一覧だった。二日目は雨の予報だから、折りたたみ傘も入っていた。

充電器とパスポートに、ごろにゃんは前足でチェックを入れた。鞄に詰めるのは、じぶんの手で。

三日かけて悩むはずだった荷造りが、二十分で鞄におさまった。忘れ物の不安も、ふたと一緒に閉じた。


やってみる ── 3分
忘れ物の不安を、鞄のふたと一緒に閉じる
旅程表の情報が薄いと的外れなリストになりやすい(行き先の気候・宿泊数を書き添えると精度が上がる)。忘れ物ゼロは保証しない、最後に鞄へ詰めるのは自分の目と手で確認する。